日刊サンWEB|ニュース・求人・不動産・美容・健康・教育まで、ハワイで役立つ最新情報がいつでも読めます

ハワイに住む人の情報源といえば日刊サン。ハワイで暮らす方に役立つ情報が満載の情報サイト。ニュース、求人・仕事探し、住まい、子どもの教育、毎日の行事・イベント、美容・健康、車、終活のことまで幅広く網羅しています。

デジタル版・新聞

ニュース

【ハワイニュース】ハワイ初のホームレス向け医療休養施設、試験を終え閉鎖

ホームレスのためのハワイ初のメディカル・レスパイト(医療休養)施設は、オープンから6カ月あまり経過した後、拡大のために14日(木)に閉鎖したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。

「ホームエイド・ハワイ(HomeAid Hawaii)」は、知事公邸とクイーンズ・メディカル・センターの間にある州保健局の駐車場に、わずか7週間という短期間で、ホームレスの人々の住居となる「プラマ・オラ(Pulama Ola)」を建設した。この施設は、退院できるほどの体調ではあるが路上生活には耐えられない患者を支援する試験的なプロジェクトとして6月にオープンし、同時に彼らに幅広い社会サービスの支援を提供してきた。

プラマ・オラは、アメリカで唯一、現職の州知事でありながら医師でもあるジョシュ・グリーン州知事によって推進された。知事は、声明にて、「プラマ・オラは試験プロジェクトとして大成功を収め、家なき隣人を助けるための今後の取り組みに役立つデータを収集することができた。私たちは、ラップアラウンド・サービスを備えたカウハレ(小さな家)のコミュニティ・モデルが、何度も何度も効果的に機能していることを目の当たりにしてきた」と述べた。

プラマ・オラを構成する12軒の小さな家は、来週、マプナプナ地区のミドル・ストリートに別のカウハレを作るために移設されることとなっている。また、病院を退院したばかりのホームレスや、精神的な問題を抱えるホームレスを治療するために、イヴィレイに9ユニット、州立病院近くのカネオヘに33ユニットのカウハレを建設する予定となっている。この2施設は、ホームレスのメンタルヘルス問題に焦点を当てた最初の施設となる。

プラマ・オラに関する主な数字は下記のとおり。

  • 21:居住するホームレスの数
  • 7:建設にかかった週数
  • 16000ドル12軒のカウハレを建てるのにかかった費用
  • 808:ダウンタウンの200人以上のホームレスのうち、カウハレに住んでいない人がプラマ・オラでシャワーを浴びた数
  • 54:政府の経済的支援につながったホームレスの数
  • 54:行動衛生サービスを受けたホームレスの数
  • 135:診察を受けた退役軍人のホームレスの数

シェアする

画像:Shutterstock.com

(日刊サン 2023.12.15)

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
Twitter
Visit Us
Instagram