ハワイ州観光局(Hawaii Tourism Authority:HTA)は昨年、予算が組まれないまま議会が終了したが、今回、前ホノルル市長のムフィ・ハンネマン氏を新理事長に迎えたとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
ハンネマン氏は、13日(水)のHTA臨時理事会にて、ブレイン・ミヤサト前理事長の後任の票を獲得した。ミヤサト氏はハワイアン航空の州及び地方政府担当マネージング・ディレクターだったが、アラスカ航空によるハワイアン航空買収に関連した新たな職務に就くため、同日に退任した。なおミヤサト氏は、引き続きHTA理事を務める。
7月下旬にジョシュ・グリーン州知事からHTA理事に任命されたハンネマン氏は、2015年からハワイ宿泊観光協会(HLTA)の代表を務めている。
観光業界や政府筋によると、ハンネマン氏の経験豊富な政治的洞察力は、HTAが議員との溝を埋めるのに役立つだろうと見ている。しかし、HLTAでの仕事と、同氏が2年間の任期を持つ米国旅行観光諮問委員会(U.S. Travel and Tourism Advisory Board:米国の旅行観光産業に関連する事柄について米国商務長官に助言する委員会)の役職が、相反する可能性を懸念する声も出ている。
シェアする
画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.12.15)