今年9月、米国消費者製品安全委員会(CPSC)と「バッファローゲームズ」社がターゲット社で販売された「チャックル&ロアー・アルティメット・ウォータービーズ・アクティビティ・キット」約5万2000個のリコールを発表しているが、これに続き、人気の大手小売りチェーン3社が同様のウォータービーズ製品の販売を中止したとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
バッファローゲームズ社のリコールに関する記事はこちら。
https://nikkansan.net/news/hawaiinews-091523-4/
アマゾン、ターゲット、ウォルマートの3社は、議員や公衆衛生当局がウォータービーズの販売禁止を求めたことを受け、自主的に販売を中止した。ウォータービーズは、非常に吸収性の高いポリマー素材でできた小さなボール型のおもちゃで、幼児が手指の運動能力を鍛えたり、数を数えるのに役立つと言われている。しかし、消費者製品安全委員会(CPSC)にると、ウォータービーズは液体に触れることで大きさと重さが100倍まで膨張することから、子どもがビーズを口にした場合、窒息や内臓破裂などの深刻な健康被害を伴う可能性があるとしている。
今年初め、CPSCはこのビーズについて、様々な重篤な症状や生命を脅かす傷害を引き起こす可能性があり、摘出手術が必要になることもあるとして、安全警告を発表した。また、バッファローゲームズ社のウォータービーズ製品に関しては、生後9カ月の乳児が腸閉塞を起こし、ビーズを取り除く手術が必要となり、また生後10カ月の乳児が亡くなっている。
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画像:photo-ac.com
(日刊サン 2023.12.14)