2021年に4人に1人のアメリカ人が宅配荷物の盗難の被害に遭っているとKHONが伝えている。
通常アメリカでは、オンラインで注文した商品は玄関先やドアの前の置かれ、日本のように受け取りの印鑑や署名などは必要ない。
泥棒は、通りから見えるところに荷物が置かれていれば、簡単に盗むことができるのだ。
消費者保護団体「ベター・ビジネス・ビューロー(BBB)」のロゼアン・フレイタス氏は「荷物が見えていれば5秒です。車を停めて、走って荷物を掴み、車に戻って走り去るまであっという間です」
対応策としては、注文をするときに配達場所の指示をすることだという。
ガレージのような表の通りから見えない場所に置くように指示をする方法だが、最も安全で簡単な方法は隣人に見ておいてもらうことだ。
また、防犯カメラも有効で、特に「ビデオテープで録画中」というサインをつけておくことで防犯になる。
今では玄関ドアベルにカメラ付きのものが出回っており、このビデオを証拠として警察による犯人の逮捕につながるケースが増えてきているという。
高額な商品の購入の際には、配達時の署名が推奨される。
オンラインで購入して指定店舗で自ら受け取るイン・ストア・デリバリーという方法はさらに安全だ。
フレイタス氏は「いずれにせよ、何かあったときのために、隣人と良い関係を築いておくことは良いことです」と述べている。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.12.14)
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