ホノルルマラソン2年ぶりに開催
昨日12月12日、今年で49回目を迎えたホノルルマラソンが2年ぶりに開催された。
例年の半数以下となったランナー約9,000人は、42.195キロと10キロコースに出場。スタートは朝5時。小雨で湿度が高く、風も強かったが、華やかな花火に祝福されるように、ランナーは元気にアラモアナ・センター前から走り出した。
フルマラソンのコースは例年通り、ダウンタウンからワイキキ、ダイヤモンドヘッドの海側を通過し、ハワイカイで折り返してカピオラニ公園がゴール。
ケニアのエマニュエル・サイナが2時間14分32秒で優勝。女性部門ではカナダのラニ・マーチャントが2時間41分25秒で優勝した。
ホノルルマラソンは制限時間がないことからランナーに優しく、海外マラソンとしては最も多くの日本人ランナーが参加する大会としても有名。著名人の参加や日本国内でのテレビ放送などがあるイベントだった。だが今年は日本からの参加者は200人未満にとどまった。通常17,000人余の参加があり、大会への経済効果やハワイの観光業への貢献も大きかった。しかし2年続けてイベントを中止すると大会の意義が失われかねないと、是が非でも開催に向け、主催者側は赤字覚悟で英断した。
市の報道によると、警察や交通整理、スタッフなど、大会にかかる費用に税金は一切使用されておらず、大会主催者が資金を捻出している。
ホノルルマラソン協会の会長であるジム・バラハル氏は、以下のように語った。
「パンデミックが始まって以来、これはハワイで最初の大きなイベントです。市長が私たちと協力しこのイベントが開催されることを望んでくれていたことを非常に嬉しく思います。私たちは、人々が健康的な生活を再開できるよう支援する上で私たちの役割を果たすことができることを誇りに思っています」
完走したランナーにはメダルと記念T シャツが渡され、健闘を讃え合った。
(日刊サン 2021.12.13)
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