12月12日(日曜日)早朝、ホノルル・マラソンが盛大な花火と共に始まった。
今まで毎年2万人以上の参加者が走ってきた大イベントも、今年はフルマラソンと10Kレースに参加した人はおよそ9,000人と小さなスケールとなった。
特に毎年多くの日本人ランナーが参加してきたホノルル・マラソンだが、今年は海外旅行に関する規制がまだ厳しいこともあり、ハワイ以外からの参加者が少なかったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
また、ランナーをスタート地点まで運ぶシャトルサービスも今年は中止された。
男性部門はケニアから参加したエマヌエル・サイナ選手が、2時間14分32秒という記録で優勝した。
サイナ選手は「初めてのホノルルマラソンの参加で、良い記録を出したいと思っていたので、本当に満足です」と述べている。
女性部門では、カナダから参加したランニ・マーチャント選手が、2時間41分25秒という記録で優勝した。
マーチャント選手は臀部の怪我が回復してすぐの復帰戦での優勝ということで、喜びはひとしおだった。
「大きな怪我や病気を患うと、そのあと走りにどんな影響が出るか分からないので心配でした。マラソンに戻ってくることができて、本当に嬉しく思っています」
男性部門の2位と3位はハワイ島からの参加者で、ハワイ州の住民がトップ3に入賞したのは1970年代以降初めての出来事だ。
女性部門の2位と3位はナッシュビルとコロラドからの参加者だった。
写真: Nikkan San Hawaii
(日刊サン 2021.12.13)
シェアする