ハワイアン航空のアラスカ航空による買収合併が発表されたが、ハワイアン航空が保有している「アロハ航空」の商号がどうなるのかに注目が集まっている。
ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、少なくとも2018年以降のアロハ航空の商号は、ハワイアン航空の親会社である「ハワイアン・ホールディングス」の子会社が所有している。ハワイアン航空の買収合併手続きは12カ月から18カ月で完了し、合併後もハワイアンとアラスカの両方のブランドが維持される予定となっている。
アロハ航空は2008年、5年間で2度の破産保護を申請した後、運航を停止した。1946年に設立されたこの航空会社の閉鎖により、1900人の従業員が職を失った。アロハ航空の商号は同航空の最大債権者である「ユカイパ」社が保有していたが、その後、ハワイアン航空が法的和解の一環として商標登録されたアロハ航空の名称を取得した。
ハワイの航空史家であるピーター・フォアマン氏によると、この取り決めにより、ハワイアン航空は以前最も強力だったハワイのライバルと再び競争する状況を回避できたと述べた。また、同氏は、ハワイアン航空とアラスカ航空の合併後、アロハの名称を使用して両航空ブランドのどちらかに新部門を設立するかもしれないが、その可能性は低いとの見解を示している。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.12.11)