【ハワイニュース】モンサント社 ハワイ州での不法農薬問題で有罪 罰金合計25億円
モンサント社は1901年に設立され、ミズーリ州クリーブ・コアに本社を置く農薬及び農業バイオテクノロジー企業だ。
ハワイ州ではオアフ島、マウイ島そしてモロカイ島で研究及び栽培を行なっているが、不法農薬の使用や貯蔵などで有罪を認めたとKHONが伝えている。
12月9日(木曜日)に提出された裁判記録によると、モンサント社は Forfeit 280というブランドネームで販売している農薬の使用に関して30件の違反を認めたという。
モロカイ島では禁止されているこの農薬を不法に貯蔵しており、オアフ島のクニアおよびハレイワのとうもろこし畑では、農薬使用後6日間は畑内に入ることが禁止されているにもかかわらず期間内に従業員を畑内に入れていた。
また、マウイ島では2013年以後その農薬の使用が禁止されているが、キヘイにある農業施設での研究に農薬を2014年になっても不法に使用していた。
これら30件の環境関連法違反でモンサント社は既に支払った1,020万ドルの罰金に加えて、さらに600万ドルの追加罰金とともに600万ドルのコミュニティーサービス費の支払いを命じられ、合計2,220万ドル(およそ25億円)の罰金となり、3年間の執行猶予、さらに3年間、環境問題関連法のコンプライアンス・プログラムで監視されることになる。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.12.10)
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