米海兵隊がオアフ島で毎年クリスマス前に行なっている慈善活動「トイズ・フォー・トッツ(Toys for Tots)」は、クリスマスに子供のためのプレゼントを用意できない家庭のために、一般からおもちゃの寄付を募って必要としている家庭に届けるというキャンペーンだが、ホリデーシーズンの今、おもちゃの配布を希望する件数が増加しているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
新型コロナウィルス感染によって経済的打撃を受けた家庭が増加していることが原因と見られている。
要望が増加している一方で、本土からの輸送遅延や、おもちゃの寄付を受け付ける場所の提供が少ないことで困難な状況に直面しているという。
昨年オアフ島では21,000個のおもちゃが集められて16,000人以上の子供たちに配られたが、今年は12月9日の時点で既に19,000人以上の子供のためのおもちゃの要望がある。
これらの要望は困窮家庭から直接寄せられているものもあるが、困窮家庭に配布するためにコミュニティー団体から寄せられるものもある。
例年なら8月ごろにおもちゃを本土から受け取っているのだが、今年は世界的な輸送遅延の問題で12月9日に到着したばかりだという。
これらの大量のおもちゃを年齢、性別によって分別する作業が時間的に大変な状態となっている。
オアフ島内各所に寄付を受け付ける場所が設置されているので、新品でラッピングしていないおもちゃの寄付はそちらへ。(12月17日まで受け付け)
新生児から17歳までのおもちゃを受け付けているが、特に不足しているのが、新生児から2歳まで、および11歳から17歳までのプレゼントだ。
ティーンエイジャーへのギフトとしては、水筒、スポーツグッズ、バックパック、イアホンなどが例として挙げられている。
おもちゃの要望、寄付、ボランティア参加などの詳細はこちらから。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.12.10)
シェアする