「オンライン購入は特に注意を」米国土安全保障省が呼びかけ
米税関及び国境警備局によると、米国では過去1年弱の間に25億ドル(約2,800億円)相当の医薬品や化粧品などの「偽造品」が押収された。KHON2の報道によると、米国立知的財産権調整センター(IPR)は、ウェブサイト https://www.ice.gov/topics/holiday-shopping で、偽造品の購入を回避するためのヒントを提供している。このサイトからは偽造品をIPRに報告することもできる。
国土安全保障省(HSI)ホノルル特別捜査官のジョンF.トーボン氏は次のように話した。
「アメリカに送られてくる偽造品の中には、発送元の国にかかわらず、児童労働や強制労働によって製品化されたものも少なくない。その背景には人身売買の問題がある。偽造化粧品や偽造医薬品を始め、健康に悪影響を与える可能性のある製品を購入ないよう注意を払うべきだ」。
また、偽造品を販売するウェブサイトは、クレジットカード番号などの個人情報を盗むよう設計されたサードパーティのサイトで販売されていることが多い。当局は、オンラインで製品を購入する際はその製品のブランドのウェブサイトに直接アクセスし、サードパーティのサイトを使用しないよう呼びかけている。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.12.10)
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