ホノルル警察官 不正時間外労働か?
ホノルル警察の4人の警察官が時間外労働に関連する窃盗とその他の犯罪の疑いで調査を受けているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
これらの警察官には、実際には働いていない時間外労働の給料を受け取っていたという嫌疑がかかっている。
4名はすべてパールシティに勤務しており、うち2名は私服警察官で名前は明らかにされないが、残りはアシュリー・シツバード巡査、ランス・ヤシロ巡査部長と発表された。
ホノルル警察では新型コロナウィルス感染対策として違反者の取り締まりのために特別チームが編成されており、承認を得ずに時間外労働をするなどの問題が発覚した先月にこのチームは解散している。
規定では20時間を超過する時間外労働は認められてはいないが、59名の警察官が20時間以上の時間外労働を行なっていたことが発覚している。
今回嫌疑を受けた4名は、この新型コロナ対策チームの中で時間外労働をしたと提出していたが、実際には帰宅していたとされている。
現在までのところ、今回の時間外労働の問題で犯罪に問われているのはこの4名だけだ。
警察官組合のマイケル・グリーン弁護士によると、これは窃盗罪だが、タイムカードの労働時間をごまかせば、公文書偽造にも関連してくるという。
また今回の時間外労働の給与は、新型コロナウィルス対策として連邦政府からのコロナ対策基金から出ているために連邦裁判となる可能性もある。
現在4名は、調査の結果が判明するまでの間、拳銃と警察バッジを返納して署内のデスクワークをしているという。
(日刊サン 2020.12.09)
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