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【ハワイニュース】ビーチに個人用ロッカー設置を提案 ホノルル

太陽の下での楽しい一日が、ビーチでの盗難によって台無しになることもある。ワイキキ・インプルーブメント・アソシエーションの会長であるリック・エグド氏は、利用者の盗難防止のためにビーチにロッカーを設置するようホノルル市に働きかけている。

KHON2の報道によると、ワイキキビーチの個人用ロッカーの設置は、6日(水)にハワイ・コンベンション・センターで開催された年次ビジター公共安全カンファレンスにおいて、州当局が議論した多くの新しい犯罪防止対策のひとつだという。

エグド氏は、「ビーチでの私物の盗難は、ハワイにおける大きな犯罪問題のひとつとなっている」と語っている。

ハワイ・ロッジング&ツーリズム協会の会長兼CEOであるムフィ・ハンネマン氏は、「ワイキキは、旅行したり、遊び、休暇を過ごし、働き、住むのに素晴らしい場所だと言える。しかし、安全な場所でなければ、人々は旅行には来ないし、そのような所で働こうとは思わないだろう」と語った。

犯罪防止についてのその他の提案としては、警察の駐在を増やすことや、再犯者への厳罰化、ホームレスのための診療所などがある。

エグド氏は、「私たちは、ホームレスの精神的な問題に立ち戻っている。とりわけ、ホームレスの身元を確認し、治療を受けさせ、レスパイトセンター(一時療養施設)を作ることだ。つまり、彼らは犯罪を行なっているわけではないが、助けが必要なのだ」と語った。

20229月から実施されているワイキキ・セーフ・アンド・サウンド・キャンペーンは、財産犯罪と暴力犯罪の発生率を劇的に低下させた。これはホノルル警察、弁護士事務所、裁判所がより良い判決を下したためだと言われている。エグド氏によると、ワイキキ・セーフ・アンド・サウンド以前は、ワイキキで犯した犯罪で地理的制限を受けていたのは10人以下だったが、現在は200人以上になっているという。

観光産業はハワイ州最大の基幹産業であり、ハンネマン氏によると、25万人以上の雇用と90億ドル(約1兆3000億円:144.5円/ドル換算)の税収をもたらしている。

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画像:stock.adobe.com / By-Studio

(日刊サン 2023.12.8)

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