12月6日(月曜日)ハワイ州衛生局は州内で新たに2件のオミクロン株の感染を確認したと発表した。
これによりハワイ州におけるオミクロン株の感染数は3件となり、いずれもオアフ島内で確認されているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
衛生局はこの新たな2件の感染者と何らかの接触した人々に対してコロナ検査を受けるよう推奨している。
2件の感染のうち1件は、ニューヨーク市で開催されたアニメ・コンベンションに関連していると見られており、米国疾病予防管理センター(CDC)から州衛生局への報告では、このイベントにはハワイから10人以上の人々が参加していると言われている。
もう1件の感染は、キリスト・エンバシー・ハワイ(Christ Embassy Hawaii)という教会が主催したイベントに参加した人で、11月23日からこの教会によって主宰されたイベントに参加した人々と、教会メンバーは接触の可能性があるためコロナ検査を受けてもらいたいという。
ハワイ州疫病対策担当のサラ・ケンブル博士は「オミクロン株の感染拡大を抑制するためにはハワイの住民が一丸となって協力することが不可欠です。ハワイ州内で3件の感染が確認されたことから、私たちのコミュニティーの中にすでにオミクロン株が入り込んでいると言えます。私たちができる最善の手段はワクチン接種を受け、マスクを着用し、具合が悪かったり感染者と接触したらすぐにコロナ検査を受けることです」と述べている。
新たにオミクロン株に感染した2名は州外に旅行しておらず、共にワクチン接種を完了しており軽度から中度の症状だと報告されている。
衛生局ではさらに8件の感染の可能性について調査している。
写真: Shutterstock
(日刊サン 2021.12.7)
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