カネオヘ湾に不時着し、2週間湾内に置かれていた機体が撤去されたが、州土地自然資源局(DLNR)のダイバーが海中を調査したところ、サンゴ礁へのダメージが確認された。
ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、2週間前、雨天時に着陸しようとして基地の滑走路を超えてカネオヘ湾に落ちた海軍のP-8Aポセイドンは、水深9メートル以内の水中に沈み、海兵隊は30分以内にブームを取り付けた。
しかし、ブームを固定するためのアンカーの設置は、サンゴ礁にもダメージを与えてしまった。
DLNRのダイバーは、海軍、海兵隊、民間業者による2日間の作業の後、4日(日)に被害の評価を開始した。潜水チームは、ブームを固定するためにサンゴに設置された約30のアンカーポイントを検査し、その大半がサンゴに影響を与えていると述べた。
DLNRの水生生物学者であるキム・フラー氏はより完全な調査を行うために一週間を取りたいとしているが、「我々はすでに最悪の被害の大部分を見ていると言える」と述べた。壊れたサンゴの自然再生を促すため、同局のダイバーは、サンゴの一部を元の場所に戻す作業を行った。
また、他のサンゴはエポキシ樹脂で補う必要があるかもしれないという。
機体回収作戦の指揮官であるケビン・P・レノックス海軍少将は、連邦政府から絶滅危惧種に指定されているアオウミガメが、1日(金)に3つのブームのうち2つのブームの間で死んでいるのが発見されたが、「皮膚にたくさんの腫瘍があった。健康なカメには見えなかった」と語った。
DLNRおよび同局のダイバーは、ハワイ海兵隊基地周辺の珊瑚礁の損傷を調査し続ける予定となっている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.12.6)