メイン州ポートランドにあるマーシー病院で、忘れ物のぬいぐるみの子豚が話題になっているとCNNが伝えている。
6歳のエロイーズ・ドーンさんは、外科手術を受けるためにマーシー病院に入院した。彼女の母親のギャビーさんは、ピギーという名前の子豚のぬいぐるみを必ず用意した。ギャビーさんは、「うちの子が手術を受けるのは初めてだったので、ストレスの多い数日間だった」と振り返る。
手術が終わり、エロイーズさんは退院したものの、大事なピギーを病院に忘れてしまった。看護師の一人がそのぬいぐるみを見つけたとき、担当看護師だったフィービー・ストリッチさんは少し楽しむことにした。「ちょっと冗談のつもりで、面白いことをしようと思った。『ピギーは一日中私の後をついて回るよ、ピギーは私と一緒にランチを食べるよ』という風にね」
ストリッチさんは、サンドイッチを食べるふりをしているピギーの写真を撮った。また、ピギーを一緒に連れて院内を歩き、病院での「冒険」を記録した。これらの写真は、後にエロイーズさんに渡すために撮ったという。
エロイーズさんと母親がピギーを迎えに病院に戻ると、ストリッチさんからピギーと一緒に本を贈られた。その本の中でピギーは身長と体重を測り、手術や病院のカルテについて学んでいた。
ギャビーさんは、「彼女が経験したことを処理する良い方法だったし、手術のことを人に話すとき、ページをめくって何が起こっているのかを説明することができた」と語った。看護師のストリッチさんは、自分の楽しいアイデアが母娘に影響を与えたことを知り、「私がしたことが、彼女にとって意味があったのだと思うと、とてもうれしい」と語った。
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