来年4月に行われる予定のメリーモナーク ・フェスティバルは、フラ競技会に限られた人数の観客を入れて開催する予定だと、主催団体が12月1日に発表したとホノルル ・スター・アドバタイザーが伝えている。
主催団体によると、毎年ヒロのエディス・カナカオレ・スタジアムで行われているフラ競技会に関して、非常に限られた席数のみが許可されたため、これらは参加するハラオと長年の支援者およびスポンサー関係者にのみ利用されることになるという。
毎年12月には公立学校からチケット販売のリクエストが主催団体に送られてきていたが、来年のフェスティバルのためのリクエストには応じられないために送らないでほしいと述べている。
主催者代表のルアナ・カウェル氏は「フェスティバルは有観客での開催にむけて慎重に準備が行われているため、まずハラオとその家族が最も優先されることになり、一定数のチケットが振り分けられることになっています。これらのチケットと長年の支援者及びスポンサー関係者に対する招待チケットが全てとなるので、一般観客にむけてチケットを販売することは現時点で考えていません」と述べている。
過去50年以上にわたり、メリーモナーク ・フェスティバルはおよそ4,200人の観客を迎えて行われてきたが、2019年はフラ競技会も含めてパレードなど全ての催事が新型コロナウィルス感染のために中止になった。
6月に延期された今年のフラ競技会は無観客で開催され、7月にはテレビ放映されている。
「フラに対するみなさんの支援に対して感謝をすると共に、みなさんを今年のメリーモナーク ・フェスティバルにお迎えすることができないことを残念に思います。しかし私たちは地域社会、高齢者と参加するハラオ、スタッフとボランティア、そして観客のためにこのイベントを安全に開催することを最も大切だと考えています。今後もフラとハワイ文化を支援しながら、いつか皆さんと自由に集まれる時が来ることを楽しみにしています」
写真: Shutterstock
(日刊サン 2021.12.3)
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