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【ハワイニュース】米国司教会議、ジョセフ・ダットンの列福・列聖の手続き進める
カラウパパ・ハンセン病隔離施設で44年間ケアに従事

米国司教会議が先月、1800年代にモロカイ島でハンセン病患者らのケアに従事したジョセフ・ダットン(1843-1931)の列福と列聖のための手続きを進めたとハワイニュースナウが報じている。

ハワイ諸島では1800年代前半からハンセン病が広がり始めていた。1865年にはハワイ王国がハンセン病蔓延予防法を制定し、モロカイ島カラウパパに隔離施設を建設。患者らの強制隔離が始まった。1866年に最初の患者12人が隔離された後、1969年に隔離法が廃止されるまで約8000人の患者が隔離された。

ダットンは1886年から44年間にわたり、カラウパパの隔離施設でハンセン病患者のケアにあたった。ダットンと共に働いたヨセフ・デ・ブーステル(1840-1889)は1995年、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世により列福され、2009年、ベネディクト16世により「聖ダミアン」として聖人の列に加えられた。また、同じ時期に同施設で働いていたマリアンヌ・コープ(1838-1932)も2004年、ローマ法王ジョン・ポール2世により列福され、2011年、ベネディクト16世により「聖マリアンヌ・コープ」として聖人の列に加えられた。

写真: Shutterstock

(日刊サン 2021.12.3)

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