英国ケント州のネコが、「世界最高齢のネコ」としてギネスブックに登録されたとフォックス・ニュースが伝えている。
1995年12月29日に生まれた「フロッシー」という名前のネコは、今月27歳を迎えるが、「26年316日」生きているネコとして世界最高齢の記録を更新したという。
人間の年齢にたとえるなら、およそ120歳だ。
飼い主が所有権を放棄したために引き取ることになった動物保護団体は、「動物病院の資料によると27歳に近い年齢ということで、本当に驚いた」と話している。
同団体がギネスブックの登録申請を行い、今回正式に認められた。
これまでのフロッシーの半生は平坦なものではなかった。
最初の飼い主は、野良猫だったフロッシーを飼い始めて10年ほど経って亡くなった。
その後、飼い主の妹に引き取られたが、その女性も14年後に亡くなったという。そして、その息子に引き取られてから3年後、保護団体に譲り渡された。
その後フロッシーは、心優しい女性に引き取られ、幸せに暮らしている。
ほとんど目が見えず耳も聞こえない状態だが、全般的には健康で、好奇心も強く、遊ぶのが好きだという。
「世界記録を持つネコと一緒に暮らすことになるなんて、想像もしませんでした」
ちなみに、ギネスブックに登録されている世界最高齢の犬は、カリフォルニア州ロサンゼルスに住む「ジーノ」で、今年11月15日に「22年52日」という記録を達成したという。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.12.1)