ケアロハ夫婦に判決下る
元ホノルル警察署長ルイ・ケアロハと妻の元ホノルル検察局副検事キャサリン・ケアロハの不正スキャンダルはハワイの最悪の公職不正事件だが、11月30日に連邦裁判所において判決が言い渡されたとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
妻のキャサリンは家族の遺産を手に入れるために祖母を家から追い出した挙句、犯してもいない犯罪により叔父を罪に陥れるという計画を実行した主犯として禁固13年を言い渡され、夫のルイは妻の計画に参加して実行した従犯として禁固7年を言い渡された。
ルイは警察署長という立場を利用して、部下の警官二人に命令してキャサリンの叔父を陥れる手助けをしていた。
この元部下2人も逮捕されて判決を待っている状況だ。
警察署長の夫と副検事長の妻という立場の夫婦は、瀟酒な生活を維持するために自分たちが犯した犯罪を認めている。
ルイ・ケアロハは恥ずべき行動をして後悔していると謝罪の言葉とともに判決を受け入れると声明を発表した。
キャサリン・ケアロハは裁判で祖母や叔父に対して謝罪したが、祖母は今年2月に亡くなっており、親族たちは許すことができないとしている。
被害者に対する賠償金として、ルイは238,198ドルを、キャサリンは455,684ドルを支払うように命じられたが、この賠償金を支払う経済的能力については不明だ。
また、2019年10月にルイはキャサリンに対して離婚を申し立てている。
(日刊サン 2020.12.01)
シェアする