コナ低気圧がハワイ諸島を襲っているが、ホノルル市およびハワイ州当局は、大雨によって引き起こされる可能性のある配水に備えているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
中でもH-1フリーウェイでの溢水は、過去8年間に何度も発生しており、注意が必要とされている。市危機管理課のヒロ・トイヤ氏は、「フリーウェイ沿いの溢水は常に大きな懸念事項だ」と語っている。
州運輸局(DOT)によると、現在、請負業者が過去の事例をもとに対策を行っているところだという。H-1で進行中の工事作業は、雨が降るたびに中止され、工事の残骸が排水溝に入るのを防ぐために使われている排水ブロッカーは撤去される。
DOTのエド・スニフェン局長は、「システムの安全性と効率性は、工事作業よりもはるかに重要だ。そのため、できる限り影響を最小限にするよう取り組んでおり、嵐による緊急事態のためにプロジェクトを遅らせなければならない場合は、そうするつもりだ」と語った。
ホノルル市は、2年前のハレイワの大洪水以来、雨による洪水時には緊急サイレンを鳴らすことにしている。また、雨の予報に先立ち、いくつかの河川の清掃も積極的に始めている。一方、避難命令が発令された場合、島中に避難所を開設する計画もある。
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