【ハワイニュース】州当局がパールハーバー・ヒッカム基地周辺住民に水道水を飲まないよう通達
今月28日(日曜日)からパールハーバー・ヒッカム合同基地周辺では、水道水から臭いがするという苦情が相次いでいる。
海軍とハワイ州衛生局が水質調査を進めている中、ハワイ州衛生局は、海軍からの水道システムを利用している地域住民に対して、水道水を飲用、調理用、口腔予防に利用することを避けるようにと発表したとKHONが伝えている。
また、水道水から臭いがする住宅では、食洗機や洗濯、浴用にも利用しないようにと伝えている。
州当局によると、当該地区の飲料水源の安全については海軍の責任という。
苦情を受けた衛生局はすぐに簡易水質調査を行ったが、汚染は検出されなかった。
サンプル水はカリフォルニア州にある飲料水研究所で詳細な検査が行われており、その結果は今週末までに出る予定だ。
地域にあるニミッツ小学校とレッドヒル小学校の両校では29日(月曜日)に、学校の水道水から臭いがするということで飲料水としての利用を禁止して、昼食のランチ調理にも水道水の利用を中止した。
教育局によると、学校を閉鎖する予定はなく、児童と教職員にはボトルウォーターが供給されているという。
先週、海軍はレッドヒルにある施設近くの排水パイプからおよそ14,000ガロンの燃料と水が漏れ出したと報告しているが、今回の水道水との関係はまだ明らかになっていない。
ホノルル水道局からの水道は海軍の水道システムとは別のものであると発表されている。
海軍の水道システムを利用している地域で水道からの臭いについての苦情は海軍 (808)448-2570 とハワイ州衛生局 [email protected] まで連絡するようにとのことだ。
写真: Shutterstock
(日刊サン 2021.11.30)
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