12月11日(日)午前5時にアラモアナ・ブルバードからスタートするホノルル・マラソン。今回も多くの参加者が予想されているが、今年50周年を迎えるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ホノルル・マラソンは、ニューヨーク、シカゴ、ボストンに次いで、アメリカで4番目に大きなマラソン大会だ。
主催団体の代表であるジム・バラハル氏は、「50周年を迎えることを非常に嬉しく思っています。世界中のマラソン大会の中でも、これだけ古い歴史があるのはほんの一部です。ホノルル・マラソンが長い間続いたのは、このイベントを支援してくださったハワイの皆様と参加者の方々のおかげです」と述べている。
実際、多くの人が、同大会に過去に参加した母親や父親、祖父母に敬意を表して走るという。
「多世代が参加しているのは承知しています。これだけ長い間、このイベントがハワイで行われ、人々に影響を与えてきたということは重要なことだと思います。50年も続いているというのは本当に素晴らしいことです」とバラハル氏。
今年も、例年通りスタート時には花火が打ち上げられ、ゴール地点ではマラサダが配布される。
現時点で2万1千人のエントリーがあり、10Kマラソンなどその他イベントの参加者を加えると2万9千人を超えると見られている。
昨年の参加者は1万3千人で、今年は2倍以上に増えたことになる。
パンデミック前の2019年はおよそ3万3千人だった。
バラハル氏によると、これまで毎回1万7千人ほどだった日本人ランナーは今年もまだ少なく、5,200人ほどだが、昨年の400人と比べると大幅に増えている。
大会の主要スポンサーは、日本航空、NTTドコモ、ミズノで、今年の完走者には50周年記念メダルが配られることになっている。
12月9日に行われる50周年記念の特別開会式では、過去全大会に参加し、今年50回目を走るジェロルド・チュンさん(カリフォルニア州)とギャリー・ディルさん(ハワイ州)が表彰される。
ホノルル・マラソンの創始者は、心臓外科医だったジャック・スキャッフ氏。
スキャッフ医師は、有酸素運動が心臓の健康に大きな影響を及ぼすことに着目し、ゴールを目指してトレーニングする方法として、1973年にマラソン・クリニックとともに当大会を始めたと言われている。
同医師は昨年9月、マキキの自宅で亡くなった。享年87歳。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.29)