ホノルル警察(HPD)は、8つの警察管区の人員補強のための全体的な取り組みの一環として、女性の採用活動を拡大しているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
2015年には212人、約12%だった女性警察官は、現在、1800人以上いる警察官の約13%にあたる240人となっており、HPDは全米平均をわずかに上回っている。なお、全国では宣誓警官の12%、警察指導者の3%が女性であり、関係組織はさらに女性の割合を増加させるべく奮闘している。
ホノルル警察委員会に15日(水)に提出された統計によると、HPDの専攻科の10%、警部の6%、警部補の13%、巡査部長と刑事の10%、監督職以外の警官の14%が女性となっている。
HPDのキャリアセンターに配属されているシェリーン・オザキ巡査は、15日(水)の委員会にて、「私たちは、女性がこの職業を選ぶことが一般的でないことを知っている」と述べ、HPDの女性採用活動は、女性が持つ本来の長所や強みを警察官と結びつける試みであると語った。
HPDでは、女性に焦点を当てた説明会を開催し、警官が育児や健康管理、仕事と家庭生活の両立方法などの問題を解決する手助けをしている。また、若い女性を採用するため、HPDは高校やオアフ島のすべての大学に出向いている。ソーシャルメディアキャンペーンや、高校や大学で女性アスリートを対象にした採用活動を進行している。
新人警察官は、HPD のケ・クラ・マカイ警察学校に通いながら、初年度は現場訓練・評価プログラムと第4監視業務に従事し、年間 7万2384ドル(約1075万円:148円/ドル換算)の基本給を受け取る。また、行動基準のベンチマークを達成した場合は最大8万288ドル(約1189万円)を獲得することができる。
シェアする
画像:Shutterstock.com / Christian Mueller
(日刊サン 2023.11.27)