23日（木）、救世軍（Salvation Army）はニール・ブレイズデル・センターにて感謝祭を祝うディナーを無料提供し、2000人近い人々が訪れたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

救世軍は感謝祭のディナーの無料提供イベントを50年以上にわたり開催している。今年のディナーパーティーには、子どもから高齢者、単身者から家族連れ、そしてもふもふの仲間たちまで、多くが参加した。また、会場では、パフォーマーたちによるホリデー・スピリット満点の演出も行われた。

救世軍のハワイ・太平洋諸島部門のプログラム担当秘書であるナンシー・ボール氏は、「感謝祭は、身近な人を愛し、人とつながり、人々が必要としているときに手を差し伸べるというハワイの精神が凝縮されたものだと思う。それが、（先日の大規模火災時に）マウイ島で私たちが見てきたことであり、このような素晴らしいコミュニティの一部として私たちが見続けていることなのだ」と語った。

多くの人々が経済的に困窮し、食卓に食べ物を並べるのに苦労している中、七面鳥、スタッフィング、グレービーソース、パンプキンパイのプレートが、”アロハ”を添えて提供された。600人以上のボランティアが、この日、地域社会に恩返しをした。彼らにとっても、彼らが奉仕する人々にとっても、それは大きな意味を持つ。

リック・ブランジャルディ・ホノルル市長は、「時間を割いて、感謝すべきすべてのことについて考える。それこそが、この活動なのだ」と語った。また、ジョシュ・グリーン・ハワイ州知事は、「周知のように、多くの人々が家を失い、厳しい時を過ごし、傷ついている。このイベントは、アロハ・スピリットが常に健在であることを示している」と語った。

21年間ボランティアをしているルイス・ロール氏は、救世軍のおかげで人生が好転したと信じている。「私たちは中毒から抜け出し、健康的なライフスタイルを実践している。ええ、だから私たちは恵まれているんだ」と語った。