フロリダ州タンパ市ダネディン・コーズウェイで、チャド・リスマンさんは家族と共に夕焼けの海辺で釣りを楽しんでいた。
竿に獲物がかかったようで、糸が引っ張られたために叔父であるダリン・ヴィックさんが海に入って獲物を引き上げようとした時、空から1羽のハゲタカが急降下してきた。
竿にかかった獲物は小さなサメで、ハゲタカは足でサメを掴んで横取りしようとしている。
そしてサメを取ろうとしたダリンさんを睨みつけているハゲタカの様子を家族がビデオに撮影していた。
結局ハゲタカは去ることなく、チャドさんたちは糸とフックを外したサメをハゲタカにプレゼントしたとフォックス・ニュースが伝えている。
記念写真としてとられた写真には美しい海と夕焼けの空、ハゲタカとサメをバックにチャドさんが笑顔で写っている。
ハゲタカは以前は絶滅危惧種に指定されていたが、2007年に指定は解除されているものの、現在も「ハゲタカおよびイヌワシ保護法」により保護されている。
タカはフロリダ州で獲物を襲う鳥(猛禽類)の中で最も大型の鳥で、取り扱いには十分な注意が必要な鳥だという。
時には人に危害を及ぼしたり、最悪の場合には人を死亡させるほどの攻撃を加えることができるため、ハゲタカにむやみに近づかないで、必ず専門家に連絡するようにとタンパ市猛禽類センターでは注意を呼びかけている。
写真 : Shutterstock
(日刊サン 2021.11.23)
シェアする