ハワイ州保健局は、複数の州で発生しているリステリア汚染拡大に関連する可能性があるとして、桃、プラム、ネクタリンを自主回収するよう住民に警告している。
ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、今回リコールの対象となるのは、HMCファームズの桃、プラム、ネクタリンで、2022年5月1日から11月15日まで、および2023年5月1日から11月15日までの間に、ハワイを含む全国の店舗で販売されたもの。
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、この汚染により7つの州で合計11人が発病し、カリフォルニア州では1名の死亡が報告されている。なお、ハワイではまだ発病の報告はない。
袋入りのフルーツは「HMC Farms」と「Signature Farms」のブランド名で、「6359」のシールが貼られた袋で販売されていた。また、バラでも販売されており、「USA-E-U」の文字とともに、Yellow Peach 4044または4038、White Peach 4401、Yellow Nectarine 4036または4378、White Nectarine 43035、Red Plum 4042、Black Plum 4040と記載されたシールが貼られていた。
リコールされたフルーツはもう店頭にはないが、当局は消費者がリコールされた商品を冷凍保存している可能性を懸念している。リコール対象のフルーツがある場合は、破棄し、冷蔵庫や容器など、触れた可能性のある表面も清掃する必要がある。
州保健局によると、リステリア菌は幼児、虚弱体質者、高齢者、その他免疫力の低下した人々に重篤な、時には致命的な感染症を引き起こす可能性がある。また、妊娠中毒症、早産、新生児の生命を脅かす感染症を引き起こすこともある。通常、リステリア菌に汚染された食品を摂取してから2週間以内に始まる症状には、発熱、体の痛み、疲労感などがあり、頭痛、肩こり、腹痛、下痢などが含まれることもある。問い合わせはHMCファーム(844-483-3867、東部時間月曜から金曜の午前8時から午後8時)まで。
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