ハワイ州観光局(Hawaii Tourism Authority:HTA)が発表したハワイのホテル・パフォーマンス・レポートは、8月8日(火)に発生したマウイ島の山火事以来、需要の減少が観光市場の軟化に拍車をかけており、その結果、来年のホテル宿泊予約数が減少していることを裏付けているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ホスピタリティ分析会社「STR」のデータをもとに編集されたこのレポートによると、10月の州全体の客室稼働率は74.5%で、2022年10月から2.3ポイント上昇した。平均宿泊料は2%増の347ドルで、空室1室あたりの売上は5.2%増の258ドルだった。
州全体のホテル客室売上は4億4780万ドルに達し、2022年10月から5.7%増加した。
しかし、ハワイ・ビジターズ&コンベンション・ビューロ(HVCB)のジェフリー・エスリンガー氏は、「このデータは過去を示してはいるが、この先のことは示していない」と指摘している。
HVCBのトラベルクリックデータの分析によると、5日(日)時点で、2022年の同時期と比較した州全体の宿泊数は、11月3.9%増、12月3.3%減、1月0.5%増、2月5.6%減、そして10月までずっと横ばいから26.8%減まで下落となっている。また、5日時点のマウイ島の宿泊数は、11月が1.6%増、12月が3.6%減、1月が1.4%減だったが、2月は26.1%減、10月は最大46.8%減となっている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.11.22)