「キンダーファームズ」社(KinderFarms, LLC)は、「アセトアミノフェンの不安定性」を理由に、2つの小児用鎮痛解熱剤のリコールを発表した。
KHON2の報道によると、リコールされたのは、シロップタイプの子小児用鎮痛解熱剤「KinderMed Infants’ Pain & Fever」と「KinderMed Kids’ Pain & Fever」で、どちらの製品も全ロットが自主回収の対象となっている。
今回の子ども用風邪薬のリコールは、米国疾病予防管理センター(CDC)がインフルエンザや風邪、RSウイルスを含む呼吸器系疾患が全米で増加していると報告している状況の中で起こった。
医薬成分の不安定性とは、製品が製造時に有していた効力、含有量、特性をもはや有していないことを指し、リコールの理由として挙げられている。一部のロットの検査で「規格外」であることが明らかになり、健康へのリスクが潜在していると判断された。
アセトアミノフェンは鎮痛剤の有効成分であり、キンダーファームズ社のプレスリリースでは、「規格外」であった製品は、高用量で腹痛、吐き気、嘔吐、黄疸などの深刻な健康被害を引き起こす可能性があると説明されている。
リコールの対象となるのは、以下の2製品の全ロットである。
●KinderMed Infants’ Pain & Fever(2オンス/59mL入り)(アセトアミノフェン5mL中160mg含有)シロップタイプ
UPC:850001805698
●KinderMed Kids’ Pain & Fever (4オンス/118mL入り)(アセトアミノフェン5mL中160mg含有)シロップタイプ
UPC:850001805728
リコール対象製品は、アメリカ全国の薬局、スーパーマーケット、大規模チェーン店、および主要なオンラインショッピング店などで販売されてきた。キンダーファームズ社は、該当製品の購入者に対し、直ちに使用を中止し、購入した店舗に返品して全額返金するよう呼びかけている。
キンダーファームズ社のリコール詳細ページはこちら。
https://kinderfarms.com/pages/painandfeverrecall
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