オアフ島ノースショアのシャークスコーブの向かいの土地で、10年前から提案されているショッピングセンター建設案に対し、住民の間で意見が二分しているとKHON2が伝えている。
「ハナポハクLLC」は、シャークスコーブの向かいに3つの区画を所有しており、現在、そこには数台のフードトラックと数軒の小さな商店がある。2011年に発表された「ノースショア・サスティナブル・コミュニティーズ・プラン(NSSCP)」では、この区画を「主要幹線道路沿いに位置し、周辺住宅地のニーズを満たす様々な商品やサービスを提供する、小規模な商業・サービス業の集積地」と定義している。
土地の所有者は、この区画にレストランや銀行、店舗、緊急治療施設を含むいくつかの建物を建設する計画を持っており、周辺コミュニティに様々な商品やサービスを提供することで、NSSCPに忠実に従おうとしていると語った。
反対派と賛成派の間で議論になっているのは、この計画が旅行者向けなのか、それとも住民のためになる店舗があるのかということだ。この計画に反対するマラマ・ププケア・ワイメアのボランティア会長であるデニス・アントリーニ氏は、「私たちの知る限り、ノースショアで過去最大の商業開発だ。そして、文字通り海洋生物保護地区から60メートルほどしか離れていない」と語る。
賛成派の多くは、現在この区画にある企業で働いており、仕事がなくなったり、通勤のために車で遠くまで行かなければならなくなったりすることを心配している。土地の所有者は、地元のビジネスに重点を置いており、新しいセンターには地元の商店が入ると述べている。
また、ノースショアの緊急サービス拠点に関する議論も持ち上がっている。シャークスコーブと現在のサンセットビーチ消防署の向かいにあるこの区画は、ノースショア海洋安全本部と救急車常駐のためのいくつかの候補地のひとつだった。なお、現在、最も近い救急車はワイアルアとカフクとなっている。アントリーニ氏は、ここにファーストレスポンダーサービスを設置することで、近隣コミュニティだけでなく、ノースショア全体に重要な緊急サービスを提供することが可能だと述べている。
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