クリスマスシーズンを間近にひかえ、専門家は、郵便でプレゼントが届く人、あるいは近々郵送を予定している人々に注意を促している。
KHON2は、プレゼントが確実に届けられる方法について何人かの専門家に話を聞いたと報じている。
ホノルル第6区選出の次期市議会議員であるタイラー・ドス・サントス・タム氏は、「幸いなことに我が家では郵便物や小包が盗まれたことはないが、パシフィック・ハイツ、ヌウアヌ、アレワ・ハイツなど、地区内での盗難については、日常的に起こっているという話を耳にする」と話した。
オアフ島で「セキュリティー・アラーム・ショップ」を経営しているジム・ホロー氏によると、クリスマスシーズンは防犯カメラの設置で最も忙しい時期だという。
「小包の配達が多くなるホリデーシーズンには、本当に忙しくなる。誰もが玄関外にギフトが置かれていると知っているので盗難が増える。防犯カメラが設置されているということがわかれば抑止力となる。『防犯カメラあり』の標識は必ず役に立つ」と同氏。
また、カメラ付きの玄関チャイムについては、「確かに効果はあるが、常にオンラインでの通知に気をつける必要がある。もしチャイムがなったら、必ず応答しなければならない。通知を受け取り、玄関先にいる人物に向かって話しかけなければ役に立たない」と述べた。
最も重要なのが、近隣住民が互いに見張り合っていることだという。
住民が近所での不審な動きに目を光らせていることが大きな抑止力となる。
ドス・サントス・タム氏は、「登録された地域監視プログラムであれ、近所の人々が互いにテキストメールを送り合うというものであれ、誰かが見ているということが重要だ」と述べている。
消費者保護団体「ベター・ビジネス・ビューロー」(BBB)によると、昨年中にアメリカでは国民の25%が郵便物の盗難被害に遭っているという。
BBBのハワイ担当であるロゼアン・フレイタス氏は、20年前にあった被害について次のように話した。
「何枚かのギフトカードを郵送しようと思い、封筒に入れ、回収してもらうために郵便箱の中に入れておいたのだが、近所中の郵便箱が荒らされ、郵便物がすべて盗まれた。郵送の場合は、郵便局まで持っていくのが最善の方法だ。また、留守中に小包を置いていかれるのが心配であれば、「インストア・デリバリー(オンラインで購入したものを自宅に送るのではなく、店舗で受け取ること)」という方法もある。オンラインショップの実店舗がなければ、FedexやUPSの店舗でも受け取れる」
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.21)