マウイ警察署長があて逃げ
11月18日にマウイ警察署長であるティヴォリ・ファアウム氏が、ショッピングセンターの駐車場で事故を起こしたにも関わらず、止まらずにその場を立ち去ったことを認めたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
事故は11月7日にマウイ島のカアフマヌ・ショッピングセンターの駐車場で起こった。
取調べでファアウム署長は、駐車してあったバイクに自分が運転していた車がぶつかったとは認識していなかったと主張しているが、防犯カメラに写っている映像では、車がバイクにぶつかった直後に急ブレーキをかけ、その場を離れる際に何度も振り返っている運転手の様子が写っている。
また、隣に座っていた同乗者も同様にぶつかった直後に振り返っている様子も写っていた。
被害者は防犯カメラに写っている映像からぶつけた車のライセンスナンバーを持って警察に届けたが、その車が警察署長のものだとは伝えられなかったと言う。
マウイ警察署長が名乗り出てきたのは、被害者が防犯カメラの映像をユーチューブに投稿した後だった。
私有地で起こった事故で被害額も少ないことから100ドルの罰金で済むことになり、マウイ警察はファアウム氏はそのまま署長として勤務を続けると述べている。
マイク・ヴィットリーノ市長はこの件についてのコメントはないとしているが、きちんとした捜査をしてもらいたいと述べたと言う。
もし駐車場などで車をぶつけて、相手の車の所有者がその場にいない場合には、自分の連絡先と名前と共にぶつかったことを知らせるメモを残すことが肝心だと交通事故専門の弁護士であるデイブ・ファネリ氏が述べている。
(日刊サン 2020.11.19)
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