最近、赤いリボンをつけて走る車をよく目にするという人も多いのではないだろうか。
この赤いリボンは、「タイ・ワン・オン・フォー・セーフティ(Tie One On For Safety : 安全のために一つ結ぼう)」というキャンペーンで、「マザーズ・アゲンスト・ドランク・ドライビング(飲酒運転に反対する母親たち:子供が飲酒運転の犠牲になった母親が中心となって立ち上げた団体)」が毎年年末に行っている活動の一環だ。今年は17日にカカアコ・ウォーターフロント・パークでキャンペーンの開始を宣言したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
これから、サンクスギビング、クリスマス、年末年始と人々が集まる機会が多くなる中で、飲酒運転をしないよう呼びかけるキャンペーンには、ホノルル消防署や警察も参加している。
ホノルル警察のベン・モズコビック警視は、「飲酒運転撲滅のためには、地域住民の支援と協力が必要だ。酒を飲む前や、判断を鈍らせるような処方薬を服用する前に、どうすべきなのか考えてほしい。適正な判断ができないような状態で運転するより他に方法はいくらでもある」と述べている。
今年のキャンペーンのテーマは「ホリデーを安全に祝いましょう」。
アメリカでは飲酒運転に関連する事故で45分に1人が死亡している。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.18)