【ハワイニュース】ビルドバックベターアクト、気候変動問題に関する共同記者会見開催 17日午後、ハワイ州当局
先月バイデン大統領が提案したビルドバックベターアクト(BBBA)や気候変動問題に関し、ハワイ州当局者らの意見を発表する共同記者会見が17日午後2時にケワロベイスンのハリー・アンド・ジャネット・ウェィンバーグ・ホオクプ・センターで行われる。
BBBAは、バイデン政権が発足当初から目標に掲げていた大規模な経済対策法案で、アメリカ全土の橋や道路の修復、鉄道などの公共交通機関の発展、高速インターネットの拡大、電気自動車の導入などが含まれる。また、高齢者や中産階級以下の層にいる人々に対する支援として、コミュニティカレッジの費用の無償化、家族を介護するための有給休暇などが盛り込まれている。また、公立学校のプレスクール教育導入計画では、3~4歳の子どもがいる退役軍人とその家族に無償でプレスクール教育が提供されることが含まれており、実施されれば育児支出が50%以上抑えられる。
ホノルル郡気候政策フェローのジョシュ・スタンブロ氏は次のように述べている。
「BBBAはバイデン政権の気候対策法案でもある。我々が今後もハワイの島々に住み続けるためには2030年までにCO2排出量を50%削減する必要があるという分析もある。BBBAはCO2排出量削減に5,550億ドル(約63兆3000億円)の資金を充てている。資金による太陽光発電や電気自動車の導入拡大により、人々の生活費は抑えられ、よりよい状態を見据えた経済の復興と発展が果たされるだろう」
写真: Shutterstock
(日刊サン 2021.11.17)
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