連邦検察当局は、14日(火)、ハワイ在住の29歳女性のケイラ・ファリス氏に対し、昨年のアメリカン航空でのフライトで乗務員を妨害したとして、同社に約3万9000ドル(約580万円:150円/ドル換算)の賠償金を支払うよう命じ、3カ月以上の服役と3年間の監視付き保護観察処分を言い渡したと発表した。
ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、ファリス氏は、2022年2月13日、フェニックス発ホノルル行きのフライト中、悪態をつき、乗務員や他の乗客を脅したという。機長は、同氏の行動が乗務員の業務継続を妨げたため、機体の向きを変え、フェニックス・スカイハーバー国際空港に着陸することを決定した。
当局によると、他の乗客のために、この騒動によりいくつかのフライトがハワイに迂回させられたという。
ファリス氏は、9月、乗務員に対する妨害行為で有罪を認めた。裁判官は彼女に、遅延関連費用としてアメリカン航空に3万8952ドルの返還を命じた。また、連邦地裁判事は、同氏は保護観察期間中、航空機に搭乗する前に承認を得なければならないとしている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.11.16)