マウイ島で唯一の24時間ドメスティック・バイオレンス(DV)緊急ホットラインである「ウィメン・ヘルピング・ウィメン・マウイ(Women Helping Women Maui)」への電話通報は、月に約250件だったものが、8月8日(火)の山火事以降は550件を超えるという2倍以上に急増しているとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
同機関によると、通報件数は安定してきているが、より深刻になってきているという。サノエ・カアイフエ事務局長は、「性暴力、DV、薬物乱用など、悲劇や国家的事件の一部となるようなケースが多くなっている」と語った。
この急増は、災害によって増加する暴力とストレスの関連性を示す調査と一致しているという。米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)の対応チームによると、8月8日(火)以来、マウイ島では1万2000件以上の行動衛生上の問題が発生しているという。専門家によると、ショックは和らぎつつあるが、二次的なトラウマが生じつつあるという。カアイフエ氏は、「うつ病や不安症、過敏症といった形で、この時期に見られることが多くなっている」と語った。
臨床心理学者のリチャード・リース博士は、「もし彼らが以前から精神医学的、心理学的な状態にあった場合、この時期にそのような症状がより強く出たり、悪化したりすることが予想される」と説明する。州精神衛生委員会の前委員長であるリース氏は、DVの件数が増えているのは残念だが、まったく意外なことではないと語った。同様のことは、パンデミックの時にも起こっている。
こういった状況下では、家や学校を失った子どもたちも、長期的な問題を避けるために高度なサポートが必要になる。リース氏は、「子どもたちが問題なく学校生活を送り続けられるように、親は子どもたちを見守り、サポートする責任がより大きくなるだろう」と語った。
また、このようなニーズは、メンタルヘルスやDVのケア提供者にもストレスを与えている。カアイフエ氏は、「私が連絡を取り合っているほとんどの医療機関は、利用者からのニーズが非常に高く、新しいケースを受け入れる余裕がない。この状況がいつまで続くのか、今のレベルを維持できるのか、常に心配している」と語った。
家庭内虐待の被害者のためのホットラインやプログラムのリストはこちら。https://www.childandfamilyservice.org/
各地域のDVホットラインは下記のとおり。
841-0822 オアフ島
322-7233 西ハワイ島
959-8864 東ハワイ島
245-6362 カウアイ島(YWCAクライシス・ホットラインが運営
579-9581 マウイ島(ウィメン・ヘルピング・ウィメンが運営)
567-6888 モロカイ島(Moloka’i Community Service Councilが運営)
オアフ島の家庭内暴力アクション・センター(DVAC)
531-3771 オアフ島ヘルプライン
800-690-6200 トールフリー
605-956-5680 テキストライン
全米ドメスティック・バイオレンス・ホットライン
1-800-799-SAFE (7233)
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