ハワイ州当局が、法執行機関、消防、国防などの緊急対応機関が作戦会議や訓練の拠点として使用する大規模なファーストレスポンダー・トレーニング・コンプレックスの建設を計画しているとAP通信が報じている。
施設の建設が予定されているのは、かつてプランテーション用地だったオアフ島内の大規模区画で、建設費用は数億ドルと見積もられている。完成までに15年以上かかる可能性があるという。施設には、ホテル、ヘリポート、屋内射撃場、その他のトレーニングセンターが含まれる。
この計画には、ホノルル警察署、ホノルル消防署(HFD)、緊急医療サービス、ハワイ緊急事態管理機関、国土天然資源局、連邦保安局、連邦捜査局、米国国土安全保障省調査局など併せて19の機関が参画している。
HFDスポークスパーソンのルイーズ・キム・マッコイ氏は「現在の訓練施設は十分なものではない」とした上で、計画されている施設について次のように述べた。「敷地中央に位置する大規模な共有キャンパスでは、HFDを始め、郡、州、連邦政府のすべての機関が合同で作戦会議やトレーニングを行うことができる。これにより、事件発生時や災害時の対応の効率が上がり、最終的にハワイ州の安全性が向上する」。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.11.16)
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