【ハワイニュース】キング・カラカウア・プラザの再開発始まる 13年間の空き店舗状態にピリオド
以前、ナイキ・タウンなどが入っていたワイキキの「キング・カラカウア・プラザ」の再開発が開始されたとKHON2が報じている。同プラザは10年以上前から小売店が閉業し、2009年から空き家状態で放置されていた。
現在、同プラザは取り壊しの段階にあり、その後は小売店、レストラン、タイムシェアを含む8 階建ての複合施設が建設される予定。開発業者の広報によると、マリオット・オーナーシップ・リゾーツが同プラザの購入契約を結んだ。
ワイキキ近隣委員会のロバート・フィンリー委員長によると、空き家だった同ブラザ周辺はホームレスの溜まり場になっていた。再開発計画は2019年に提示されていたものの、パンデミックにより着工が遅延していた。
近隣委員会は、同プラザの再開発により、周辺に多く点在する空き店舗も埋まるのではないかと期待している。そのうちのいくつかは、数年間使われていない。
パンデミック中は、同プラザ近くにあるレストラン「Tony Roma’s」が閉業するなど、地元の企業、とりわけ小売店と飲食店が大きな打撃を被った。
商業不動産業者「クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・チェイニーブルックス」のアンドリュー・スターン上級副社長は、「再開発は、ワイキキ中心部から外れた場所の空き店舗に注目を集める可能性が高い。パンデミックが終わった現在、ワイキキ中心部の空き店舗も埋まりつつある。今後はワイキキのより広い範囲で、より多くの人やものが動いていくと予想している」と述べた。
キング・カラカウア・プラザ再開発の完了時期は未定だが、スターン氏は、「ワイキキは、小売店や飲食店の出店を考えている人にお勧めしたい興味深い市場だ」と話した。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.15)