サンクスギビングにターキー保険
今年は新型コロナウィルスの感染がまだ収束しない中でサンクスギビングを迎えることになった。
アメリカ疾病予防管理センターでは感染拡大を抑えるために、サンクスギビングには大人数で集まらず、個々の家庭で祝うようにと奨励している。
となると、サンクスギビングの食事になくてなならない七面鳥もいつもの大きさではなく、核家族用の小さなものにしなければならない。
七面鳥の丸焼きはその大きさによって調理時間や温度が変わるために、小さな七面鳥を焼いたことがない人にとってはなかなか難しいものだ。
焼き過ぎたり、焼き足らなかったり、焦げたり、乾燥したり、とにかくうまくできなかったときのために、大手食料品チェーンのホールフーズがプログレッシブ保険と提携して提供しているのが「ターキー保険」だ。
うまく料理できなかったらホールフーズの35ドル分ギフトカードがもらえるとCNNが伝えている。
今から11月22日までにホールフーズでホールフーズマーケットブランドの七面鳥を買ってサンクスギビング当日に調理してうまくできなかった場合、26日当日から翌日27日午前3時までにオンラインでターキー保険のウェブサイトに申請した最初の1,000人にギフトカードが送られるという。
申請するときには、レシートと、失敗したターキーの写真とともに、何がうまくいかなかったのかの説明が必要だ。
でもいくら保険があるとはいえ、家族が楽しみにしているサンクスギビングの食事が失敗作だったらやっぱり悲しい。
小さめの七面鳥をうまく調理できるように祈るしかない。
(日刊サン 2020.11.12)
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