8日に最終日を迎えた中間選挙で、ハワイ州の投票率が総選挙としては過去最低の48.4%だった。
州選挙管理委員会のスコッティ・アンダーソン委員長は、KHON2の取材に対し、「ほとんどの有権者は、規模の大きい選挙になるほど、その結果はほぼ確定していると考えており、これが今回の投票率に影響を与えたと思う」と話した。
一方で、州の登録有権者のうち10万人以上が「非活動的な有権者」とされており、そのほとんどはハワイに居住していない。そのため、実際の投票率は、統計上の数値よりも多少上がると考えられている。米連邦法下では「非活動的な有権者」について、数回投票しなかっただけでは州の有権者名簿から抹消することはできない。
また、今回の選挙で投票した有権者数は41万7千人超で、史上6番目に多い結果となった。これについて選挙管理委員会は、郵送による期日前投票のプロセス改善が功を奏したと考えている。
総選挙はいくつかの注目すべき結果をもたらした。共和党は5つの新しい議席を獲得し、そのうち4つは民主党現職議員を下してのものだ。
共和党の知事候補だったデューク・アイオナ氏は、2010年の知事選で、当選したニール・アバークロンビー氏の対抗馬として立候補した。その際の得票数は15万1千票を超え、今回の選挙とほぼ同じ数字だった。
今回当選したジョシュ・グリーン氏は、これまでのハワイ州知事候補の得票数としては最多の約26万票を獲得した。
グリーン氏の得票はアイオナ氏よりも 10万8,643票多く、2位との得票差では史上2番目だった。
2位との得票差の史上最多は、現職のデービット・イゲ氏の11万3,215票。史上3番目は9万3,596票で前知事のリンダ・リングル氏。
これらの得票差を割合で見ると、グリーン氏は26%で史上3番目、イゲ氏は28.4%で史上最多、リングル氏は 26.8%で史上2番目となる。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.11)