【ハワイニュース】州知事選勝利のジョシュ・グリーン氏、NASED早期着工目指す意向
次期州知事選に勝利したジョシュ・グリーン副知事が、アロハスタジアム・エンターテイメント・ディストリクトの開発について、現在予定されているよりも早期の着工を目指す意向を示しているとKHON2が報じている。
イゲ知事は9月、KHON2のインタビューで 、NASED(New Aloha Stadium Entertainment District)について、官民パートナーシップの再構築を進めていると話した。詳細については未だ明確にされていない。
グリーン氏は9日、「イゲ氏がNASEDに関する新たな決定を保留することを望む」と述べ、次のように説明した。「NASEDの財政計画については、過去数年間にわたりすでに話し合われており、私の考えではよりシンプルなプロセスになるはずだ。イゲ氏の意向も尊重した上で、今後はNASED開発のスピードをより速めるつもりだ」
NASEDの会計と官民共同事業を担当するクリス・キニマカ氏は、「開発計画を早急に進めることを待ち望んでおり、既にできるだけ早く動く準備ができている。グリーン氏の指示があり次第、1カ月ほどで新たな発表が可能になるよう調整している」と述べた。
「新たな発表」には、官民共同開発事業の民間企業選考において、最終選考に選ばれた3社に対する提案依頼書の発行も含まれている。キニマカ氏によると、提案依頼書の発行後、企業側から提案が提出されるまでに7、8カ月、最終的な評価と契約交渉はさらに3、4カ月かかる。提案依頼書の発行から契約の締結までに1年弱を要するが、契約した企業は直ちに建設現場の解体作業にとりかかり、次の段階に向けて準備を進めることになるという。
イゲ氏の事務所によると、NASED開発計画は、州議会で承認された予算案で進められている。イゲ氏の州知事としての任期は12月4日で終了する。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.10)