【ハワイニュース】アラワイ運河周辺地域、洪水防止の新計画策定 最終発表は2023年に ホノルル市
ワイキキ及びアラワイ運河周辺地域の洪水防止の新計画を策定するため、市当局は今週、第1回目の公開バーチャル会議を開催する。米陸軍工兵隊は、当該の地域で大洪水が起こった場合、建物3,000軒に被害が及び、被害額が11億4,000万ドル(約1,300億円)以上に及ぶ可能性があると推定している。
リック・ブランジャルディ市長はホノルルスターアドバタイザーの取材に対し、今週行われるバーチャル会議で、起こりうる洪水被害を最小限に抑える計画の具体案を発表することを明らかにした。市長は「長い間、このプロジェクトはオアフ島の未来とアラワイ流域の保護のために必要なことだと思っていた。地域住民がこれに関与することは非常に重要だ」と話した。
米陸軍工兵隊と市が提案した以前の洪水防止計画は、昨年、地域住民の反対や工事の予算が当初予測されていたコストのほぼ2倍にあたる6億5100万ドル(約740億円)と見積もられたことにより打ち止めになった。市長は今週開催されるバーチャル会議に参加し、来年春と年末に行われる別のセッションにも参加する予定だという。新計画の最終発表は2023年春頃になる見込み。
写真: Shutterstock
(日刊サン 2021.11.10)
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