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【ハワイニュース】ヒルトン・ハワイアン・ビレッジに新タワー建設計画

ワイキキで最も大きなリゾート施設であるヒルトン・ハワイアン・ビレッジがアラモアナ・ブルバード沿いに新しいタワーの建設を計画しているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

場所は閉店したKOBEジャパニーズ・ステーキハウスや小売店が入っている2階建の建物、レンタカー会社があるアラモアナ・ブルバードに面しているエリアで、そこに36階建515室のホテルタワー(仮称:AMBタワー)を建設する予定だという。

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジを所有している会社によってホノルル市に申請書が提出されており、もし承認されればビレッジ内のタワー数は現在の8つから9つへ、(ホテルとタイムシェアを合わせて)客室数は現在の3,948室から13%増加して4,463室になる。

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジを所有しているのはバージニア州に本社を置く不動産投資会社パーク・ホテルズ・アンド・リゾーツで、「AMBタワーの建設によりすでに古くなった小売・ホテル内施設レストランスペースを刷新し、優れた世界的観光地の入り口としてワイキキのイメージを向上させることになります。環境に対する影響の調査はすでにホノルル市の計画許可局に提出しました。新しいタワーはシンプルでモダンなデザインで現代的で時代を超えた構造となるでしょう」と述べている。

建物の高さは350フィート(およそ106メートル)で、正面玄関はアラモアナ・ブルバード沿いに設置され、ホテル内施設として小売店舗、レストラン、バー、プール、フィットネス・センターを完備し、通路によって他のタワーをの行き来が可能となる。

建設期間はおよそ2年半で2024年末から2025年に完成予定だ。

建設予定地はABCストアの関連会社が所有しており、今回建設される新タワーの1階に大きなABCストアの店舗が開店することになっている。

地元の観光コンサルタント会社ホスピタリティ・アドバイザーのジョセフ・トイ氏は「(ヒルトン・ハワイアン・ビレッジを所有している)パーク・ホテルズは、今後のワイキキにおけるホテル需要増加を考えて、長期的視野で土地利用を考えている。ワイキキでは2000年代におよそ5,000室のホテルがリゾートコンドやタイムシェアに変わったために普通のホテルが足らなくなってきている」と述べている。

ヒルトンは2008年にタイムシェアのグランド・ワイキキアンを完成させ、ラグーン・タワーとカリア・タワーの一部をホテルからタイムシェアへ変更している。2017年に完成したグランド・アイランダーもタイムシェアだ。

新タワーの建設計画はまだ申請の初期段階だが、新型コロナウィルスで昨年大打撃を受けたハワイの観光がまた回復していくことを見越しての長期的な計画だ。

パーク・ホテルズの投資部門副社長であるジョナサン・フィーズ氏は「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジに新しいホテルタワーの建設計画を進めていくことを喜ばしく思っています。ビレッジは65年以上にわたってオアフ島でお客様をお迎えして、地元の人々の雇用を創生しています。今回の新タワー建設で、より多くの人々をワイキキにお迎えし、オアフ島の皆さんに建設業とホスピタリティー業の雇用を供給することになります」と述べている。

写真: John Hanson Pye / Shutterstock.com

(日刊サン 2021.11.10)

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