マウイ郡水道局(DWS)は8日(水)、ステージ2の水不足を宣言した。郡のニュースリリースによると、この水不足により、アップカントリーの住民は「灌漑、芝生への散水、洗車、その他必要でない活動」に水を使用することが禁止されるとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
ニュースリリースによると、マウイ郡では干ばつが続いているため地表水の流量が少なく、降雨量も少ないため、節水が必要だという。マウイDWSによると、1日の水の需要は供給量を20%上回っているという。なお、この発表は、同局がハワイ島の干ばつ状況の悪化を受けて、公共水道システムを「注意深く監視する」と発表した2日後に行われた。
2日(木)に発表された最新の米国干ばつモニターマップによると、ハワイ島の86%以上が深刻な干ばつ状態にある。さらに、島の複数の局地的な部分が、主に農業の状況により、極度の干ばつに見舞われている。モニターマップは、干ばつが今後も続くというハワイ国立気象局の予測を裏付けており、この干ばつは1月から2月にかけてピークに達し、来年にかけて続くと予想されている。
国立気象局の水文学者ケビン・コダマ氏は、「衛星データに基づく全体的な植生の健康状態は、地域によってはかなり悪い。降雨量も本当に少なく、ハワイ島全域で河川流量も非常に減少している」と述べている。
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