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【ハワイニュース】俳優組合のストライキ終結、ハワイの映画テレビ産業が再開へ

ハリウッドの俳優組合「SAG-AFTRAは、スタジオ側と暫定的な契約合意に達し、映画・テレビ俳優にとって過去最長となる118日間のストライキに終止符を打った。これにより、ハワイの映画・テレビ業界の何千人もの人々が仕事に戻れることになりそうだとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

俳優のエイミー・ヒル氏は、「本当に嬉しい。これほど多くの人たちが苦しまなければならなかったことは気の毒だ」と語った。ヒル氏は、「マグナムP.I.」の出演者であり、ストライキにより休業に入った際、ディズニーの「リロ・アンド・スティッチ」の実写版に取り組んでいた。

州クリエイティブ産業局のゲオルヤ・スキナー局長によると、「リロ・アンド・スティッチ」「モアナ」「NCIS」、ノースショアの新シリーズはすべて、始まっては止まり、残念ながら現在まで中断していたという。

影響を受けたのは、画面でおなじみの面々だけではない。番組のクルーを代表する労働組合によれば、脚本家が5月に、そして俳優が7月にストライキに突入したため、彼らも作品に携わることができなかったという。スキナー局長は、「キャスティング・ディレクター、IATSE(国際演劇従業員組合)、クルー、チームスターズなど、5月以降、約2300人が働けない状態だった」と語った。

IASTEの「ローカル665の代表であるトゥイ・スキャンラン氏は、「私たち665は、映画やテレビだけでなく、ライブイベントや見本市、コンベンションなども担当している。私たちは、まだこの非常に有利な部門の仕事を取り戻すことに非常に興奮している」と語った。

ハリウッドの元プロデューサーで、ハワイ大学クリエイティブ・メディア・アカデミーのディレクターであるクリス・リー氏は、「ほとんどの番組では、クルーの80%以上が地元のスタッフであり、ストライキ中は仕事ができなかった」と語った。

今回の合意には、俳優の最低賃金の最大引き上げと、ストリーミング番組に対する新たな残留支払いも含まれている。ヒル氏は、「ストリーミング番組があちこちで放送され、それらは『人気がある』と言われる。じゃあ、お金はどこにある? なぜ私たちは、その人気に対して何の補償も受けていないのか」と語った。

SAG-AFTRAによると、協約の詳細は理事会が検討した後、9日(木)に公表され、その後、組合員によって批准される必要があるという。その後、製作が再開されるまでにはまだ数週間かかると見られている。

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画像:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.11.9)

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