レストラン「ルビー・チューズデー」モアナルア店が、給仕ロボット2台を導入したとKHON2が報じている。
無給で休む必要もないロボットは、操作に慣れるまで時間がかかるが、非常に役立っているという。
ロボットが食事を運ぶ場面は、ピクサーの名作映画「ウォーリー」のようだ。
「R2 Eat 2」と名付けられたロボットは、天井に設置されたセンサーを追跡して経路をマッピングし、用意された料理をピックアップしてテーブルまで運ぶ。どのテーブルまで運ぶかはスタッフが調整しているが、一度経路を覚えると、スタッフの調整なしで運ぶこともできる。
現在のところ、ロボットによる給仕は、客に好評だという。一方で、ロボットが人間の仕事を奪うのではないかと懸念する声もある。ハワイ州労働労使関係局によると、現在、州内では約6万人がレストランのサービス業に従事している。
同レストランのオーナー、リック・ナカシマ氏は、「2台のロボットのおかげで、より多くの顧客にサービスを提供することができるようになったが、人手不足はまだ解消しておらず、ロボットが従業員に取って代わることはない」と話した。
同氏は、他に経営しているカポレイの牛角にも給仕ロボットを導入しており、この2店舗がオアフ島で初めてだという。給仕ロボットの価格は1台1万6千ドル(約233万円)だが、同氏は、今後、給仕ロボットを導入するレストランはさらに増えると予想している。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.8)