6日（月）午後、マカハ小学校で生徒がハサミで刺される事件が発生し、1人が重体、もう1人が警察に保護されたとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。

午後1時40分ごろ、ホノルル救急サービス（EMS）がアラ・ナアウアオ・プレイスにあるマカハ小学校に駆けつけ、救急隊員は11歳の少年の上半身にある刺傷の手当をした。その後、少年は重体で病院の救急治療室に搬送された。

ホノルル警察（HPD）は、2人目の生徒の身柄を確保し、第2級殺人未遂容疑で捜査を開始したと発表した。なお、容疑者生徒の年齢は明らかにされていない。

ケネス・アグカオイリ校長からマカハ小学校の保護者に宛てた手紙によると、2人の生徒が口論になり、1人が負傷して病院に運ばれ重体、もう1人は警察に保護されたという。同校長は手紙の中で、「このけがは、生徒が美術活動の一環として手にしたハサミが原因とされている。HPDとEMSは直ちに連絡を受け、午後2時ごろ学校に駆けつけた。現在、警察による捜査が進行中だ。生徒のプライバシーを守るため、詳細は公表できない」と述べている。

同校は7日（火）に再開され、スケジュールに変更はないという。今回の事件で影響を受けた生徒と従業員のために、カウンセラーと健康サポートスタッフが増員されるという。

アグカオイリ校長は、保護者に対し、今後数週間、子どもの行動や情動を観察するよう促しており、「何か変化に気づいたり、心配なことがあれば、遠慮なく本校や子どもの主治医に連絡してほしい。私たちは、マハカ小学校のオハナ（家族）の安全と幸福の確保に全力を尽くす。今後数日間、私たちの最優先事項は、影響を受けた人々と学校コミュニティをサポートすることにある」と述べている。