ホリデー・シーズンを来月に控え、クリスマスツリーの購入を検討する人々が増えている。KHON2の報道によると、今年はさまざまな理由でツリーの値段が高くなる可能性があるという。
ハワイに出荷されるツリーのほとんどはオレゴン州とワシントン州からのものだが、今夏、両州では干ばつが発生した。しかし、ツリーの出来栄えにはあまり影響を及ぼさなかったようだ。
ツリーの栽培、販売を手掛ける「ハビリタット」のマーケティング・ディレクター、ベッキー ハリソン氏は、「扱っているモミの木の種類は、通常、干ばつによって生育に悪影響を受ない。今回出荷するツリーは昨年から栽培しているもので、干ばつでより頑丈に育った」と話した。
ハビリタットが販売するモミの木の種類は「ダグラス」、「ノーブル」、「ノードマンファー」。同社では現在、先行販売を行なっており、11月26日から通常販売される予定。ハリソン氏は、「昨年よりも出荷のコストが高くなるため、ツリーは値上がり傾向にある」と話した。
地元産のクリスマスツリーが購入できるワヒアワの「ヘレマノ・ファーム」では、計1万2千本の「サイプレス」と「ノーフォーク・パイン」の在庫があるが、今年売りに出されるのは 4千~5千本のみという。
ヘレマノ・ファームを経営するアーロン・オブライエン氏は、「インフレで人件費が20% 上昇し、燃料と肥料の費用は60%増加した。今年は昨年よりも費用がかかった」と話した。同ファームの「ノーフォーク・パイン」は11月19日から一般に販売され、「サイプレス」はブラック・フライデーに売り出される予定。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.7)