【ハワイニュース】今後3年間で最後の皆既月食、7日から8日にかけ観測 ハワイでは何時がベスト?
皆既月食が11月7日夜から8日にかけて世界各地で観測される。KHON2の報道によると、ハワイ州は月食を観測するのに非常に適した場所だという。
皆既月食は、地球が太陽と月の間に入り、月が受ける太陽の光が地球によって遮られることで発生する。月は天体の動きに合わせて徐々に欠けていくと同時に、色は赤みを帯びたオレンジ色に変わっていく。月食が「ブラッドムーン」と呼ばれる所以で、地球の大気中のほこりや雲が多いほど、月はより赤く見える。
米航空宇宙局(NASA)によると、月食は年に4~7回発生するが、月が完全に欠ける皆既月食は、11月7日、8日が今後3年間で最後となる。次の皆既月食は2025年3月14日になる。
月食の間、月は太平洋上を移動しているため、ハワイとアラスカは月食のすべての段階を観察するのに適したエリアになる。月食は肉眼で観察できるが、街灯のない場所で、双眼鏡や望遠鏡を使用するとより詳細な動きや色を見ることができる。
ビショップ博物館が発表したハワイ州での月食スケジュールは次の通り。
- 11月7日午後10時02分:月が地球の影に入り、欠け始める。
- 11月8日午前12時16分:月が地球の影の中心に入り、月が赤くなり始める。
- 午前1時41分:月が地球の影から離れ、赤色が薄れ始める。
- 午前3時56分:月食が終了。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.7)