投票所に長い列
11月3日の投票日は、例年と全く違うものになった。
選挙管理委員会はオアフ島の2カ所の投票所での新型コロナウィルス対策に追われた。
社会的距離とマスク着用の遵守だ。
しかし選挙管理委委員会が予想していなかったのは、投票用紙を郵送したにもかかわらず4,500人もの人々が郵送ではなく実際に投票所に足を運び、数時間もの長い行列ができたことだ。
朝から晩まで1日中にわたり多くの人々が投票所内外にいたことについて、新型コロナウィルス感染の危険性について心配の声が上がっている。
ジョッシュ・グリーン副州知事によると「ハロウィーンでの人混みを回避したばかりだったのに、投票所に人々が集まったことで感染拡大につながるのではないかと心配している。ただし人々はマスクを着用していたために、大きな感染にはならないだろうと思う」
ハワイ州疫病担当者であるデウルフ・ミラー氏は「投票所での長い行列には心配している。でも人々はマスクをつけていて、順番を守り距離を取ろうとしていたことはいいことだ。感染爆発のようなことが起こるとは思わない」と述べた。
選挙管理委員長のグレン・タカハシ氏によると「我々としてはできる限り人々の間の距離を取ろうとしたが、あまりにも多くの人々が投票所に訪れて難しい運営となった。これだけ多くの人々が訪れるとは予想していなかった」
カーク・コールドウェル市長は「ハロウィーンの時よりも状況はずっといい。医療関係者が言われているように屋外で列を作っていても大丈夫だ。人々はマスクもつけていた」と楽観的だ。
(日刊サン 2020.11.05)
シェアする