ハワイ州疫病担当者 仕事に復帰
新型コロナウィルス感染の対策を担当しているハワイ州保健局において、濃厚接触者の追跡に人手が不足していることと労働環境の問題を公開したのはジェニファー・スミス氏だ。
当時疫病担当だったサラ・パーク氏は批判を受けて有給休暇に入り、ジェニファー・スミス氏が後任となったが、同氏は9月4日から有給での停職処分となっていた。
処分を受けた時にスミス氏は「保健局内にはいじめ、非難、恥ずかしめのカルチャーがある」と発表しており、パーク氏を守ろうとする一部の人々によって職場を離れざるを得ない状況となったとしている。
その時にスミス氏の弁護士であるカール・バラディ氏は、スミス氏によって脅されたという報告が同僚によってされたために停職処分となったと述べていた。
そしてスミス氏は10月30日より職場に復帰したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
バラディ弁護士は11月2日にスミス氏の言葉を寄せた。
「保健局で疫病対策チームは非常に大変な状況の中で重要な仕事をしている。私に対する身に覚えのない疑いが晴れて、ハワイの人々の健康を守るために再び働くことができてうれしく思う。この困難な時期に引き続き感染抑止のために協力することを楽しみにしている」
ホノルル・スター・アドバタイザーは保健局に対してスミス氏の停職処分とその復帰の理由についてコメントを求めたが、「人事的な個別の情報にはコメントしない」との回答を受け取ったという。
(日刊サン 2020.11.04)
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